MANの提唱
Medical Area Network
平成13年1月1日
株式会社アイ・ナテック   
代表取締役 中 山   弘
はじめに
 20世紀末はIT革命の嵐が吹き荒れたが、医療業界の取り組みは人の命を預かるという使命のため、慎重すぎる面が如実に現れた嫌いがある。インターネットの必要性は感じつつも溢れる情報に戸惑い、医師会を中心とした最前線のリーダーである開業の理事長・院長の方々に納得できる提案が為されていないASP(アプリケーションプロバイダー)側にも問題があった。
 そこで医療分野専門のアプリケーション・サービス・プロバイダーの弊社は、世界ではじめてMAN(Medical Area Network)を提唱する。同じ会社・事業体に於いて同一施設内・敷地内で連結されるコンピュータの仕組みをLAN (Local Area Network)といい、同じ会社・事業体に於いて遠隔敷地間を連結するのをWAN(Wide Area Network)というが、医療業界のみを接続する仕組みをMANと称することを全世界に向けて提唱する。
 医療に於いては、情報は患者を中心としたプライバシー情報で構成されているため、セキュリティーの重要性は言うまでもなく必須となっている。
 そこで我々は、地域中核病院や医師会に医療機関のみが接続できる、一般のインターネットから隔絶されたネットワーク、MAN(メディカル・エリア・ネットワーク)を構築することを推奨する。
 MANに於いては、病診・診診連携の他院への紹介状のメール交換など、患者のプライバシー情報の送受信が自由にできる仕組みが構築できる。
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